2003年7月7日・・・この日、下関を舞台にした映画『チルソクの夏』が下関市民会館で上映されました。この日は映画の中で主人公の少女と少年が26年ぶりに再会する日なんです。 当日は大雨の中、1500人もの人が集まりました。
山口友の会からも8人(内ろう者2人)の方が下関に足を運び、映画を楽しみました。
この上映会は、多くの方々の善意と熱意によって、視覚障害者向けの「解説ラジオ放送」、聴覚障害者向けの「字幕上映」など、バリアフリー上映会が現実のものとなったものでした。
今後もこの様な障害者の方が一緒に楽しめる、上映会が開かれたらいいですね。(^o^)
会場の様子 |
参加者全員にプレゼントされた「チルソクの夏」のオリジナルうちわを片手に映画を楽しむみなさん |
参加された方の感想 | |
最初のスクリーンは高校の陸上競技大会での高校生の男女の出会い、そして恋へと芽生えて いった。 韓国の男は母から「叔父さんが日本兵に殺されたのだから」という理由で交際を禁止された。 一方女は母から「お父さんが韓国人を嫌ってるから、人に知られないようにしなさい」と言われた。 にもかかわらず、二人は密かに文通をしていた。でも、二人は結局結婚しなかった。 もし、私がその母の立場だったら、どのように対応するのだろうかと考えさせられたのだった。 感動を味わった映画だった。(M・K) |
バリアフリー上映会に 協力されたみなさん |
手話通訳の様子「なごり雪」の 手話通訳もありました |
字幕制作を担当された、 山口県字幕サークル 「E−ライン」のみなさん (会員募集中です) |
字幕サークル代表 長田幸子さんから |
この春正式に立ちあげたできたばかりの字幕サークル「Eライン」です 先日縁あって 「チルソクの夏」の字幕付けをさせていただきました。 私達は 誰もが大好きな映画やビデオをタイムリーに見られる事を願って活動をしています。見たいけれど字幕がついていないから見られないビデオなど、著作権がクリアされたものは個人の依頼にもおこたえしています。 ご意見ご希望を聞かせて頂くと共に聴覚障害者の方にもぜひ 会員になっていただきたいと思っています。 |